子どもの褒め方5つの落とし穴|逆効果にならない声かけのコツ

子どもの褒め方で逆効果にならない声かけのコツ
目次

「褒めて育てる」のに、なぜかうまくいかない

「褒めて伸ばそう」と意識しているのに、子どもの反応がいまいち。テストで良い点を取っても「ふーん」で終わったり、褒めないと動かなくなったり。

実はこれ、褒め方そのものに落とし穴があるケースがとても多いんです。

心理学の研究でも、褒め方を間違えると子どものやる気や自立心がかえって下がることがわかっています。でも安心してください。ちょっとしたコツを知るだけで、声かけの効果はガラッと変わります。

この記事では、よくある褒め方の落とし穴と、今日からすぐに使える声かけのコツを紹介します。

やってしまいがちな褒め方5つの落とし穴

① 「すごい!」「えらい!」だけで終わる

つい言ってしまう「すごいね!」「えらいね!」。気持ちは伝わるけど、子どもにとっては「何がすごいのか」がわからないんですよね。

具体性のない褒め方を続けると、子どもは「とりあえず褒められた」としか感じなくなります。何を頑張ればいいのかが見えないので、次の行動につながりにくいんです。

② 結果だけを褒める

「100点すごい!」「1位おめでとう!」。結果を褒めること自体は悪くありません。でも、結果だけに注目すると、子どもは「良い結果を出さないと認めてもらえない」と感じるようになります。

テストの点数を褒めてるだけじゃダメなの?

点数を褒めるのはOK。ただ「どう頑張ったか」もセットで伝えると、次も頑張ろうという気持ちが続きやすくなりますよ。

神戸大学の研究でも、「頑張ったね」と努力の過程を認められた子は自己決定感が高く、「えらいね」と言われた子よりもやる気が持続するという結果が出ています。

③ 褒めすぎて「褒められ中毒」になる

些細なことでも褒め続けていると、「褒められるのが当たり前」になってしまいます。

こうなると、褒められない環境に入ったとき――たとえば新しい学校や部活、将来の職場で――適応しにくくなることがあります。1980〜90年代のアメリカでは「とにかく褒めて自己肯定感を高めよう」という運動がありましたが、後にその効果は否定されています。

褒めること自体が悪いのではなく、「何でもかんでも褒める」のが問題なんです。

④ 他の子と比較して褒める

「○○ちゃんより点数良かったね!」という褒め方は、一見やる気が出そうですが、実は危険です。

比較で褒められた子は、次に負けたときに一気に自信を失います。それに、「人より上でいなきゃ」というプレッシャーを常に抱えることになります。

比べるなら、他の誰かではなく「過去のその子自身」と比べるのがおすすめです。「先月よりここが伸びたね」のほうが、ずっと前向きな気持ちになれます。

⑤ ご褒美で釣って動かす

「テストで90点取ったらお小遣いあげる」。わが家でも一時期やっていました。最初は効果があるんです。でも、だんだん「ご褒美がないとやらない」になっていきます。

これは心理学で「アンダーマイニング効果」と呼ばれています。もともと「やりたい」と思っていたことでも、外からの報酬が加わると、報酬がなくなった途端にやる気が消えてしまう現象です。

やる気が続く声かけ5つのコツ

落とし穴がわかったところで、じゃあどう褒めればいいの?というところをまとめます。どれも今日の夕食の時間から使えるものばかりです。

① プロセスを具体的に伝える

「毎日10分ずつ漢字を練習してたもんね」「苦手な計算を繰り返したから解けるようになったんだね」。こんなふうに、結果ではなく過程に目を向けた声かけが効果的です。

「何を頑張ったか」を言葉にすることで、子どもは自分の努力に自信を持てるようになります。

② 「どうやったの?」と聞いてみる

褒める代わりに、質問するのもすごく効果があります。「この問題、どうやって解いたの?」「どこを工夫したの?」と聞くと、子どもは自分の頭で考えたことを言語化する練習になります。

これがクセになると、自分で考えて動ける子に育っていきます。

③ 感謝を伝える

「手伝ってくれてありがとう」「片づけてくれて助かったよ」。褒めるのではなく、感謝を伝えるのも立派な声かけです。

アドラー心理学では、褒めることは上下関係を前提にした行為だとされています。一方、感謝は対等な関係で伝えられるもの。「認められた」という実感は、感謝のほうが深く届くことがあります。

④ 見たままを描写する

「色をたくさん使って描いたんだね」「ノートにびっしり書いてあるね」。評価を加えず、見たままの事実を伝える方法です。

これだけで子どもは「ちゃんと見てくれている」と感じます。評価されるプレッシャーがないので、のびのびと取り組めるようになります。

⑤ 失敗したときこそ努力を認める

テストの点数が悪かったとき、「なんでこんな点数なの」と言いたくなる気持ち、わかります。でもここで「ちゃんと勉強してたの知ってるよ」「悔しいよね。次はどうしようか一緒に考えよう」と声をかけられたら、子どもは立ち直りやすくなります。

でも点数が悪いと、つい感情的になっちゃう…

その気持ちは自然なことです。まずは深呼吸して、「結果」ではなく「過程」に目を向けてみてください。それだけで声かけが変わりますよ。

失敗を責めずに受け止めてもらえた経験が、「次こそ頑張ろう」という気持ちの土台になります。

わが家で変わった声かけの実体験

正直に言うと、わが家でも以前は「すごいね!」「頑張ったね!」の一言で済ませてしまうことが多かったです。

でもあるとき、子どもがテストの結果を見せてくれなくなったことがありました。「良い点じゃないと見せたくない」と思っていたようです。それを聞いて、結果ばかり褒めていた自分に気づきました。

それからは、意識的に変えました。「今回はどこを重点的にやったの?」「この問題、前は解けなかったのに解けるようになったね」。そんな声かけを続けていたら、少しずつテストの結果に関係なく「今日こんな勉強した」と話してくれるようになりました。

劇的に変わったわけではありません。でも、子どもが「結果じゃなくて頑張りを見てくれている」と感じてくれたのかな、と思っています。

こんな家庭に読んでほしい

  • 「褒めて育てよう」と頑張っているのに空回りしている
  • テストの点数でしか褒めるポイントが見つからない
  • 褒めないと動かない・ご褒美がないとやらない状態になっている
  • きょうだい間で比較してしまうクセがある
  • 子どもが失敗を怖がって挑戦しなくなった

一つでも当てはまるなら、今日の声かけから少しだけ変えてみてください。完璧にやる必要はありません。1日1回、プロセスに目を向けた声かけを意識するだけでも、2週間くらいで子どもの反応が変わってくるのを感じられるはずです。

自分のペースで学べる環境も大切

声かけを変えると同時に、子どもが「自分で考えて取り組める」学習環境を整えることも大事です。

通信教育は、塾のように周りと比較されることなく、自分のペースで進められるのが強みです。間違えても誰にも見られないから、失敗を恐れずに挑戦できます。

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「自分で選んで、自分のペースで学ぶ」という経験そのものが、子どもの主体性を育てる声かけと同じ方向を向いています。

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まとめ|褒め方を変えれば、親子の関係も変わる

子どもの褒め方には、よかれと思ってやっていても逆効果になるパターンがあります。でも、知っていれば避けられるし、少しの意識で声かけは変えられます。

  • 「すごい」で終わらせず、具体的に伝える
  • 結果よりプロセスに注目する
  • 比較するなら過去のその子自身と
  • 褒める代わりに感謝や質問を使う
  • 失敗したときこそ、努力を認める

完璧な親になる必要はありません。「今日の声かけ、ちょっと変えてみようかな」

その小さな一歩が、子どものやる気と自信を育てていきます。

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この記事を書いた人

はるママのアバター はるママ 元保育士 / FP2級

はじめまして!元保育士×FP2級のはるママです。

保育士として働きながら2人の子どもを育て、現在は在宅ワーカーとして活動中。

「子育てとお金、どちらも大事にしたい」という思いから、FP2級・簿記3級を取得。子どもの通信教育・塾選び・英語学習から、傷病手当金・公的保険まで、リアルな体験をもとに発信しています。

うちの子は現在中3と高2。進研ゼミを幼児期から中学まで、ECCジュニアを5年、明光義塾を8ヶ月、実際に使い続けた体験をお届けします。

【保有資格】
・保育士
・FP(ファイナンシャルプランナー)2級
・簿記3級

「教育費が不安」「わが子に合う勉強法がわからない」というママに、少しでも役立つ情報をお届けできたら嬉しいです♪

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