「数学だけがどうしても苦手で…」「解き方を教えても次の問題になると全然できない」中学生の数学の壁に悩む親御さん、とても多いです。わが家も「数学だけ赤点スレスレ」という時期がありました。
数学が苦手な子には共通のつまずきパターンがあります。この記事では、中学生の数学でつまずきやすい単元と、親ができる具体的なサポート法をお伝えします。
【先に結論】数学の苦手は、「今やっている単元」ではなく「つまずいた地点」に戻ることでしか解決しません。そして戻るときは、全部やり直そうとせず、1つの単元だけに絞るのがコツです。わが家はこれで、2学期に30点近く落ちた数学を期末までに元に戻せました。
この記事では、中学数学でつまずきやすい単元と、親ができる具体的なサポート法を、実体験を交えてお伝えします。
中学数学でつまずきやすい単元トップ5
① 中1:負の数・文字式
「マイナスのマイナス」など、小学校になかった概念が登場します。ここでつまずくと、その後のすべての単元に影響します。中1の最初のつまずきが、いちばん大事な分かれ目です。
② 中1〜中2:方程式・連立方程式
「xを求める」という感覚が掴めないと先に進めなくなります。方程式は反復練習あるのみ。問題を「解ける」まで同じ問題を繰り返すことが一番の近道です。
③ 中2:一次関数
グラフと式を結びつける思考が必要になります。「y=ax+bの意味がわからない」子は、まず方眼紙に実際にグラフを書いてみることで理解が一気に進むことが多いです。
④ 中2〜中3:証明問題
「なぜそうなるかを言葉で書く」作業は、計算とは別の力が要ります。模範解答を写すことから始めて、「型」に慣れていくと、手が動くようになります。
⑤ 中3:二次方程式・関数
中3の数学は、それまでの積み重ねがないと全く歯が立ちません。中3で急につまずく子の多くは、実は中1・中2に遡ったところに穴があります。

どこからつまずいてるかわからなくて困ってます…



「今の単元より1〜2学年前に戻る」のがポイントです。穴を塞いでから進むと、驚くほどスムーズに理解できるようになります。
つまずきやすい時期の一覧|いつ・どこで転ぶか
数学は積み上げの教科なので、つまずく場所はほぼ決まっています。お子さんが今どこにいるかを確認してみてください。
| 学年・時期 | 要注意の単元 | つまずくとどうなるか |
|---|---|---|
| 中1・1学期 | 正負の数、文字式 | 以降のすべての計算に影響する。ここが最重要 |
| 中1・2学期〜中2 | 方程式・連立方程式 | 文章題が総崩れになる |
| 中2・2学期 | 一次関数 | 中3の二次関数・入試の関数問題まで響く |
| 中2〜中3 | 図形の証明 | 記述問題で点が取れなくなる |
| 中3 | 二次方程式・相似 | 入試の配点が高い範囲を落とす |
とくに中2の2学期の一次関数は、中3の関数(y=ax²)につながる単元です。学習指導要領でも、中1の比例・反比例、中2の一次関数、中3の関数と積み上げる並びになっています。ここでつまずくと、あとで取り返すのに時間がかかります。
2学期は学習内容が一気に難しくなるうえ、行事も多くて勉強時間が減りがちです。
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数学の苦手を克服する3つのアプローチ
① 「どこでつまずいたか」を特定してから戻る
今習っている単元が分からない場合、原因は別の単元にあることがほとんどです。まず教科書や問題集を使って「どこまでは解けるか」を確認し、解けなくなったところから復習を始めます。スタディサプリのような映像授業は、1〜2学年前に遡って見直せるため、この用途に非常に向いています。
② 同じ問題を「解けるまで」繰り返す
数学は「わかる」と「解ける」の間に大きな差があります。解説を読んで「わかった」と思っても、翌日また解いてみると解けない——この繰り返しが成長です。間違えた問題に印をつけて、3〜5回繰り返し解く習慣をつけるだけで定着率が大きく変わります。
③ 毎日10〜15分の計算練習を続ける
数学の基礎は計算力です。毎日10〜15分、計算問題だけをやる時間を作るだけで、テストのケアレスミスが格段に減ります。市販の計算ドリル(1冊500円前後)で十分です。
【体験談】30点下がった数学を、期末までに戻した話
中学生の子が、2学期最初のテストで数学を大きく落としたことがありました。1学期は平均以上だったのに、いきなり30点近く下がったんです。
答案を見たとき、正直「何があったの?」と言いそうになりました。でも本人の顔を見たら言えませんでした。私よりずっとショックを受けていたんです。
その日は何も聞かず、「おつかれさま」とだけ言いました。
数日たって落ち着いてから、一緒に答案を見返しました。すると原因ははっきりしていて、最初のほうでつまずいていただけ。そこから先が全部崩れていたんです。
やったことは1つだけ。「つまずいたところだけ、もう一度やろう」。他の教科には触れませんでした。
2週間ほどで、本人が「わかるようになってきた」と言い出しました。期末テストでは、元の点数に戻っていました。
あのとき全教科をやり直させようとしていたら、たぶん潰れていたと思います。下がったときこそ、範囲を狭めることが大事だと学びました。



全部やらせなきゃ、って思ってました…



1つ乗り越えると「できる」という感覚が戻ってきます。そこからは早いですよ。
親がやりがちな3つのNG
① 「なんでこんな問題が解けないの」と言う
言った瞬間、子どもは数学を嫌いになります。本人が一番できないことに落ち込んでいます。まず「がんばったね」を先に。原因の話はそのあとで十分間に合います。
② 解き方を先に教えてしまう
親が横で解説すると、その場では分かった気になりますが定着しません。「どこまで分かって、どこから分からない?」と聞くだけにとどめると、子ども自身がつまずき地点を言語化できるようになります。
③ 一気に全部やり直させる
焦って問題集を何冊も買ったり、毎日2時間の勉強を課したり。急な負荷は反発を生み、かえって数学嫌いを固定します。1日15分、1単元から。それで十分です。
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数学が苦手な子に向いている学習方法
| 学習方法 | 向いている子 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 映像授業(スタディサプリ等) | 自分のペースで遡りたい | 月2,178円〜 |
| 個別指導塾 | その場で質問して解決したい | 月2〜4万円 |
| 通信教育 | 自宅でコツコツ取り組める | 月5,000〜1万円 |
| 市販問題集 | コストを抑えたい | 1冊1,000〜1,500円 |
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つまずきを埋めるのに使えるもの
① 映像授業で「戻って」学び直す
数学の苦手を解決する唯一の方法は「つまずいた地点まで戻ること」です。でも学校の授業は待ってくれませんし、塾の集団授業でも戻れません。
映像授業なら、学年をさかのぼって必要な単元だけを視聴できます。「中2だけど中1の文字式に戻る」ということが、誰にも気を使わずできる。これが一番大きい利点です。
スタディサプリなら月額2,178円(税込・ベーシックコース)で全教科・全学年が見放題。塾に通わせる前の一手として現実的です。
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② 質問できる相手をつくる
数学は「分からないところが分からない」状態になりやすい教科です。その場で聞ける相手がいるかどうかで、進み方がまったく違います。
家では絶対にやらないタイプなら塾、送迎が難しいなら家庭教師やオンライン指導。お子さんが動けない理由がどこにあるかで選んでください。
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塾を検討するなら、まずは通える範囲にどんな塾があるかを調べるところから。地域・学年・指導形式で絞り込んで、料金や口コミをまとめて比較できます。
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数学の苦手についてよくある質問
Q. どこでつまずいたか、どうやって特定すればいいですか?
一番手っ取り早いのはテストの答案を一緒に見返すことです。「計算ミス」なのか「解き方が分からない」のかで対処がまったく違います。解き方が分からない問題があれば、その単元が出発点です。答案が手元になければ、教科書の章末問題を前の単元から順に解かせてみると、止まる場所が見つかります。
Q. 何年生まで戻ればいいですか?
「スラスラ解ける」ところまでです。中2の子が中1に戻るのは、遠回りに見えて最短ルート。場合によっては小学校の分数・割合まで戻ることもありますが、そこが原因なら戻る価値があります。恥ずかしがる必要はまったくありません。
Q. 1日どれくらいやればいいですか?
15分で十分です。大事なのは量より「毎日その時間に机に向かう」こと。意欲に頼ると続かないので、「夕飯の前」など時計で決めてしまうのがコツです。
Q. 計算はできるのに文章題が解けません
文章題は「式を立てる」段階でつまずいています。問題文の数字と、聞かれていることに線を引くところから始めてください。式さえ立てられれば、あとは計算力の問題です。
Q. 塾に入れれば解決しますか?
集団塾は学校と同じペースで進むため、つまずいた地点に戻れないと効果が出にくいです。「戻る」ことが必要な状態なら、個別指導・家庭教師・映像授業のほうが向いています。まず何が足りないのかを見極めてから選んでください。
Q. 本人にやる気がありません
やる気が出てから始めるのではなく、先に「時間」と「やる分量」を決めてしまうほうがうまくいきます。そして1単元でも「できた」経験が戻ると、そこから自分で動き出すことが多いです。
まとめ:数学の苦手は「戻る勇気」で解決できる
数学の苦手は、正しい順番でやれば必ず取り戻せます。大切なのは3つだけです。
- つまずいた地点まで戻る(今の単元を追いかけても解決しない)
- 戻るときは1単元だけに絞る(全部やり直そうとすると潰れる)
- 1日15分、時間を決めて続ける(量より頻度)
そして親にできる一番のことは、点数が下がったときに責めないことだと思っています。本人が一番ショックを受けています。
わが家も30点落ちた日がありました。でも「一次関数だけ」に絞ったら、2週間で本人の顔つきが変わりました。1つ乗り越えると「できる」という感覚が戻ってくる——数学はそういう教科です。
焦らず、1単元ずつ。お子さんのペースで大丈夫です。
数学が苦手な中学生に一番大切なのは、「今の単元を頑張る」より「つまずいた場所に戻る勇気」です。穴を塞いでから進む方が、結果的に早く成績が上がります。
今日から「間違えた問題に印をつけて、3回解く」だけ始めてみてください。小さな習慣が数学の苦手意識を必ず変えていきます!
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