※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
「まわりの子がプログラミング教室に通い始めた」
「学校で必修になったって聞くけど、習わせないと遅れるのかな」
そんな話を耳にするたびに、少し焦る気持ちになりませんか。
でも同時に、こうも思うはずです。「月1万円以上出す価値が、本当にあるの?」と。英語や塾にもお金がかかるなかで、さらに習い事を増やす判断は簡単ではありません。
この記事では、プログラミング教室の月謝相場と、通わせる意味があるのかどうかを、できるだけ冷静にお伝えします。
先に結論を言うと、全員に必要なものではありません。ただし「情報」が大学入学共通テストの科目に入った今、知っておく価値のある選択肢ではあります。
月謝の相場|教室のタイプで大きく違う
プログラミング教室と一口に言っても、費用はタイプによってかなり幅があります。
| 教室のタイプ | 月謝の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| オンライン専門 | 5,000〜10,000円 | 送迎不要・費用を抑えやすい |
| 個人・地域密着型 | 7,000〜12,000円 | 少人数で face to face。教室数は限られる |
| 大手チェーン(ゲーム制作系) | 10,000〜16,000円 | Scratchなどで作品を作る。カリキュラムが整っている |
| 大手チェーン(ロボット系) | 15,000〜25,000円 | ロボット教材を使う。教材費が別途かかることが多い |
※2026年時点の一般的な目安です。地域・学年・回数によって変わります。
注意したいのは、月謝以外にかかるお金です。入会金・教材費・施設費を合わせると、初年度の総額が10万〜30万円になることも珍しくありません。特にロボット系は教材(ロボットキット)の購入が必要な場合があり、ここが大きな出費になります。
月謝だけ見て決めると危ないんですね…
そうなんです。「初年度の総額はいくらですか」と最初に聞くのが一番確実ですよ。
そもそも、習わせる必要はあるの?
正直にお伝えします。「習わせないと将来困る」ということはありません。
ただ、判断材料になる事実が2つあります。
① 小学校ではすでに必修化されている
2020年から、小学校でプログラミング教育が必修になりました。ただしこれは「プログラミングという教科ができた」わけではなく、算数や理科の中で論理的な考え方を学ぶという位置づけです。
つまり学校の授業についていくために教室が必要、というわけではありません。ここは安心してください。
② 大学入学共通テストに「情報」が加わった
こちらのほうが、中学生・高校生の親にとっては現実的な話です。大学入学共通テストに「情報」が出題科目として入りました。
国公立大学を目指す場合、この科目の対策が必要になります。とはいえ高校の授業で学ぶ内容が中心なので、「小学生のうちに教室に通わないと間に合わない」というものではありません。
焦って申し込むより、お子さんが興味を持っているかどうかで判断してください。
通学とオンライン、どちらを選ぶ?
ここ数年でオンラインの教室が一気に増えました。費用も安く、送迎も不要——数字だけ見るとオンライン一択に思えますが、実際はお子さんの年齢と性格で向き不向きが分かれます。
| 通学の教室 | オンライン教室 | |
|---|---|---|
| 月謝の目安 | 7,000〜25,000円 | 5,000〜10,000円 |
| 送り迎え | 必要 | 不要 |
| 低学年の集中 | 先生がそばで見てくれる | 親のサポートが必要なことも |
| 機材 | 教室のPCを使えることが多い | パソコンやタブレットが必要 |
| 友だちとの関わり | あり(作品を見せ合える) | 少なめ |
| 教室の選択肢 | 近隣に限られる | 全国から選べる |
目安としては、低学年は通学、高学年〜中学生はオンラインでも十分というご家庭が多いようです。
低学年のうちは、キーボード操作でつまずいただけで手が止まってしまいます。そのとき「どうしたの?」と隣から声をかけてくれる人がいるかどうかは、想像以上に大きな差になります。
うちは共働きだから、送迎ができるか不安で…
それならオンラインから試すのがおすすめです。合わなければ通学に切り替えればいいので、まずはハードルの低いほうから。
通わせてよかったと感じやすい子
- ゲームやパソコンが好きな子:「遊ぶ側」から「作る側」に回ると、集中力が驚くほど続きます
- ものづくりが好きな子:レゴや工作が好きなタイプは、ロボット系と相性がいいです
- 勉強では自信を持てていない子:テストの点数では測られない分野なので、「自分にもできることがある」という経験になりやすい
- コツコツ試行錯誤できる子:うまく動かない原因を探す作業が楽しめるタイプ
個人的に、3つ目は本当に大きいと思っています。保育の現場でも、勉強以外で「これは得意」と思えるものがある子は、驚くほど表情が変わりました。プログラミングがその「得意」になる子は、確かにいます。
別の方法が合うかもしれない子
- 画面の前に座り続けるのが苦手な子
- すでに習い事が週3以上あり、余裕がないご家庭
- 本人がまったく興味を示していない場合(親の希望だけで始めると続きません)
- まず英語や基礎学力を固めたい時期にあるお子さん
「まわりが始めたから」は、始める理由としては弱いです。月1万円以上を継続して払うわけですから、お子さんの反応を見てから決めても遅くありません。
保育の現場で見てきたこと
少し個人的な話をさせてください。
保育士として働いていたころ、「この子はこれが得意」と言えるものがある子は、表情がまるで違うと感じていました。それが絵でも、虫の名前でも、ブロックでも構いません。ひとつでも自信の持てるものがあると、他のことにも前向きになれるんです。
プログラミングも同じだと思っています。テストの点数では測られない分野なので、勉強が得意ではない子にとっては特に、「自分にもできることがある」と気づくきっかけになり得ます。
逆に言えば、興味を示していない子に無理やり通わせても、その効果は生まれません。「まわりが始めたから」ではなく、お子さんが自分から画面に向かうかどうか。そこだけを見てあげてください。
習い事は、増やすほど良いものではありません。減らす勇気も、同じくらい大切です。
無料で試せる方法から始めるのもあり
いきなり教室に申し込む前に、家で試せる方法があります。
- Scratch(スクラッチ):MITが開発した無料の学習用ソフト。多くの教室でも教材として使われています
- 学校のタブレット:すでに学習ソフトが入っていることがあります
- プログラミング系の書籍:1,500円前後で、まず雰囲気をつかめます
ここでお子さんが夢中になるなら、教室に通う価値は高いです。逆に10分で飽きてしまうなら、今はタイミングではないのかもしれません。
「無料で試して、続きそうなら課金する」——これはどんな習い事にも使える鉄則です。
教室を選ぶときの4つのチェックポイント
① 初年度の総額を確認する
月謝だけでなく、入会金・教材費・施設費を含めた1年分を聞いてください。ロボット系は教材費が数万円かかることがあります。
② 通学かオンラインか
オンラインは費用が抑えられ、送迎も不要です。ただし低学年のうちは、隣で見てくれる先生がいるほうが続きやすいという面もあります。学年と性格で選んでください。
③ 何を作るのか(ゲームかロボットか)
ゲーム制作系は画面の中で完結し、ロボット系は実物を組み立てます。お子さんが「動くものを触りたい」タイプならロボット系が向いています。
④ 体験教室で子どもの顔を見る
ほとんどの教室に無料体験があります。終わったあとに「楽しかった!」と言うかどうか。それが口コミより確実な判断材料です。
よくある質問
Q. 何歳から始めるのがいいですか?
小学校中学年(3〜4年生)から始めるご家庭が多いようです。ただし年齢より「本人が興味を持ったとき」が一番のタイミングです。
Q. パソコンは買わないとダメ?
教室に用意されている場合が多いですが、オンライン教室や家庭学習では必要になります。申し込み前に確認してください。
Q. 中学生から始めても遅くないですか?
遅くありません。むしろ中学生のほうが論理的な理解が早いため、進みが速いこともあります。共通テストの「情報」を意識するなら、中学生からでも十分間に合います。
Q. 将来エンジニアにならないなら意味がない?
そんなことはありません。「どうすれば動くか」を試行錯誤する経験は、どの進路に進んでも役立ちます。エンジニアになるかどうかで判断する必要はありません。
まとめ|焦らなくて大丈夫
- 月謝は5,000〜25,000円と幅が広い。ロボット系は教材費に注意
- 初年度の総額は10万〜30万円になることもある。必ず総額で確認を
- 必修化されているが、教室に通わないと学校で困るわけではない
- まずはScratchなど無料の方法で、お子さんの反応を見てから
習い事は「増やすこと」が目的ではありません。お子さんが夢中になれるものを見つけることが目的です。
プログラミングがその一つになるかどうかは、無料体験で確かめられます。まわりに合わせず、お子さんの顔を見て決めてくださいね。
▶ あわせて読みたい:中学生の塾はいつから?費用相場と失敗しない選び方
▶ あわせて読みたい:子どもが自分から勉強する家庭がやっている3つのこと




コメント